リラックスしたい人におススメしたいヨガとは?リラックスと自律神経の関係

突然ですが、あなたは、最近いつ心の底から
リラックスしましたか?
リラックスしたいとき、思い通りにリラックスできていますか?
ヨガをしてリラックスしたいという方は
とても多いです。
・身体に余分な力が入ってしまう
・なかなかリラックスできない
・ONとOFFの切り替えが上手くできない
・夜ぐっすり眠れない
・頭の中がいつも考え事や悩みごとでいっぱい
・やらなければいけないことが多くて気が休まらない
・肩の力が抜けない
・イライラしてしまうことが多い
など
なかなかリラックスできない人も多いと思います。
そんな方におススメしたいのは、
リラックス系のヨガではなく、
その反対の運動量のあるアクティブ系ヨガです。
今回は、リラックスしたい方になぜアクティブ系のヨガがおススメなのか、
自律神経の話を交えてお届けしていきたいと思います。
●リラックスしたいのならアクティブに動くヨガを!
ゆったりとした動きが続く運動量の少ないリラックス系のヨガでも
クラスの最後にはある程度身体はほぐれます。
ほぐれますが、
運動量が多くアクティブに動くヨガの方が
ヨガをした後、より深くリラックスすることができます。
通常ヨガのレッスンでは、クラスの一番最後に仰向けになり、身体を大の字にする
リラクゼーションのポーズをとっていきます。
リラックス効果がとても高く、寝落ちする方も多いポーズです(笑)
このリラクゼーションのポーズを例えば
ヨガのレッスンの一番最初にやってみても
リラックスできる人は少ないと思います。
疲れがMAXで、今すぐ眠りに落ちそうという場合以外、
ヨガをする前にいきなり薄いマットの上で寝ても、
リラックスするのは、案外難しいものです。
身体(筋肉)はしっかり使ったあとの方が緩みやすく、
緊張と弛緩のギャップが大きい程、リラックスしやすいのです。
これは自律神経の観点からみても言えることです。
●自律神経とは?
自律神経には、
・交感神経
・副交感神経
の2つの神経があります。
交感神経は闘争・逃避系の神経。
交感神経が優位になると身体が活性化し、
何かに対してすぐ反応する態勢になります。
一方、副交感神経は摂食・生殖と関係が深く
身体の働きを修復させる神経。
副交感神経が優位になると、リラックスした状態になります。
「食べる」「泣く」という行為は、副交感神経を優位にします。
ストレス社会の現代は、交感神経が優位な人・時間が多く
交感神経が悪者になりがちですが、問題なのはどちらかだけに
偏りすぎること。
交感神経が優位な状態が絶えず続くと
イライラしやすくなったり
怒りっぽくなったり、
反対に副交感神経が優位な状態が絶えず続くと
鬱状態になることも。
交感神経と副交感神経は100:0ということはなく、
仕事をしているときなど、
交感神経が優位になっているときも、実は副交感神経も働いています。
どちらが良い・悪いということはなく
交感神経と副交感神経のバランスをとることがとても大切です。
●ヨガにおける自律神経とリラックスの関係
意外かもしれませんが、
交感神経が優位になったあとに
副交感神経が優位になると、そのギャップから
より深くリラックスすることができます。
たとえば、ジェットコースターにのるとき、
乗っている最中はドキドキして交感神経がピークになり、
終わった後はホッとして副交感神経が優位になります。
交感神経がピークになったあと、その状態から解放されて
ホッとすることで、一気に副交感神経が優位となります。
ヨガにおいても体幹や筋肉をしっかり使うほど(キツイほど)
クラスの最後のリラクゼーションのポーズで
リラックスしやすくなります。
そういう理由もあり、
タウンヨガライフのヨガのレッスンでは
運動量の多いスッキリフローヨガはもちろんのこと、
夜ぐっすりヨガのレッスンでも体幹や筋肉をしっかりと
使うポーズを中盤に入れているのです。
決して私がドSだからという理由ではありません。
(あ、ちなみにドSではありませんよ。)
私はもともと身体に余分な力が入ってしまい、
起きているときはいつも身体と心がガチガチで
リラックスできない人でした。
ヨガを初めてから、リラックス系のクラスから
運動量が多く強度が高いハードなクラスまで
様々なヨガを経験してきました。
身体の力が抜けなかった私の場合、
運動量が少ないゆったりとした動きのリラックス系のヨガでは
正直あまり脱力できませんでした。
ハードに動くヨガの方が、やっている最中はキツイこともあるのですが、
ヨガのあとには身体が緩み、心がほぐれ、
深くリラックスできることを実感しました。
実際にお客様からも、アクティブなヨガをした後の方が、
リラックス系のヨガよりスッキリ感・解放感がある、
ほぐれるという声をよく頂きます。
普段の生活ではあまりリラックスできないという方を始め、
今までヨガをやってもそこまでリラックスできなかったという方には、
一度ぜひアクティブなヨガを体験していただけたらと思います。
そしてしっかり動いたあとは、リラクゼーションのポーズで
解放感・脱力感を味わう心地よい時間を過ごしてみて下さいね。
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